米坂線快速「べにばな」乗車記 ~2017夏の東北乗り鉄旅(5)~

 東北乗り鉄旅3日目です。最終日となる今日は米坂線・奥羽本線を経由して東北本線へ出て帰京というルートで行きました。
 まずは、宿泊した新潟駅からスタート。この日も「青春18切符」を使用しました。

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▲改札入ると、E129系と115系が並んでいました。まさに新潟地区の新旧車両の共演ですね。

 まず、乗車するのは米坂線快速「べにばな」。坂町~米沢を結ぶ米坂線ですが、1日1往復の快速「べにばな」のみは白新線・羽越本線を経由し新潟まで乗り入れています。

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▲快速「べにばな」米沢行(3822D)。新津運輸区所属のキハE120形2両編成です。先頭はキハE120形のトップナンバーの車両でした。

 乗車してみると・・・なんと車内は満席。すでに立ち客もいました。この時は「多くが白新線、羽越本線区間の利用客でしょう」と思っていたのですが・・・
 とりあえず2両目の運転台後ろにかぶりつくことにします。

 8:43に新潟を発車。まずは白新線区間を走ります。

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▲新潟発車直後、新潟駅高架化工事の様子を見ることができました。来年からこの線路を使って上越新幹線・特急「いなほ」の同一ホーム対面乗り換えなどがスタートする予定です。

 新潟~東新潟の新潟車両センター、東新潟には貨物ターミナルなどしばらくは車窓から目が離せません。特に新潟車両センターに停まっていた115系信州色は個人的にも思い入れのある列車なので見入ってしまいました。

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▲徐々に沿線風景は田園地帯に。この区間、「べにばな」は100キロ超の速度を出しており、珍しい気動車の爆走を体感できます。


 途中、豊栄と新発田に停車し白新線区間は終了。新発田からは羽越本線区間となりますが、相変わらず田園地帯を爆走します。
 中条に停車後、米坂線の始点である坂町には9:30に到着。ここで羽越本線区間も終わるのですが・・・全く乗客が減っていない!とにかく、米坂線内でも座れないことが決定的となりました。

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▲9:33に坂町を発車。羽越本線と分かれ、米坂線へ入ります。

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▲米坂線内に入っても減らない乗客。

 いよいよ米坂線に入りましたが、実は列車本数はそれほど多くはありません。区間別の列車本数を時刻表で調べてみると

坂町~羽前椿:6本
羽前椿~今泉:9本
今泉~米沢:11本(上りは12本)

※いずれも1日あたり

と特に坂町側の利用客があまり多くないということが分かります。速達輸送の必要性も高くはないので快速「べにばな」も米坂線内は各駅に停車します。途中駅の多くが無人駅なため、ワンマン列車の降車口は1両目の前扉となり、全区間ワンマン運転の「べにばな」も例外ではありません。

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▲坂町を出ると車窓には荒川のダムが。この荒川は米坂線としばらく並行して流れます。

 越後片貝あたりからは完全な山間部に入り、駅間には全くと言っていいほど建物が見当たらくなってきます。

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▲荒川の渓谷沿いを走るため、何度も荒川を渡ります。米坂線の車窓の見所ですね。

 越後金丸~小国は駅間が米坂線で最も長い9.5キロの区間。新潟県と山形県の県境もこの区間で越えます。徐々に町らしくなってくると小国に到着。駅構内には転車台(恐らく、しばらく使っていない状態だとは思いますが)が残っています。

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▲坂町~今泉の区間の途中駅では唯一の直営駅である小国。ここではまとまった乗車があり、さらに車内が混んできました。

 小国を過ぎると再び山間部へ。カーブが続き、40~50キロ程度の速度でゆっくりと走ります。白新線・羽越本線区間の爆走が懐かしく感じてきてしまいますね・・・。
 羽前椿あたりで山間部を抜け、徐々に平野部を走るようになります。

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▲萩生~今泉の白川信号場。今泉で接続する山形鉄道フラワー長井線と合流し、白川信号場~今泉の1.8キロは米坂線と線路を共用します。

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▲11:00、今泉到着。山形鉄道との乗り換え客も多く、乗客が入れ替わります。また、ここで下り列車と交換待ちを行いました。坂町から67.7キロ走ったところで米坂線区間初の列車交換となります。いかに本数が少ないかが分かりますね。

 山形鉄道フラワー長井線は2015年11月に乗車しました。そのときの記事もありますので、よろしければご覧ください。

 今泉を出ると、駅間もだいぶ短くなり約3キロおきに停車します。西米沢を過ぎ、奥羽本線(山形新幹線)の線路と合流すると終点の米沢に到着。坂町から90.7キロ、新潟から140キロ・・・2時間48分の乗車でした。

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▲米沢駅到着。米坂線は4・5番線に発着します。接続する奥羽本線は広軌なので、米坂線との接続線路はありません。

 何よりも一番驚いたことはかなり混雑していたこと。18切符シーズンということもあったと思いますが、新潟~山形方面の移動では貴重な直通列車である快速「べにばな」が一番の手段なのかもしれません。高速道路も整備されておらず車での移動も不便ですね・・・
 予想外の米坂線の利用状況を知ることができました。果たして18切符シーズン以外はどうなのか・・・気になるところです。

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▲米沢駅舎。ちょうど昼時だったので、駅舎内の立ち食いそば屋でそばを頂きました。

 この後は奥羽本線、東北本線などを乗り継いで帰京します。
 (6)も見ていただけたらと思います。

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