【2019夏の北海道旅行③】絶景の釧網本線の車窓、そして釧路湿原を満喫

2019年夏の北海道旅行記、2つ目の記事です。

<3日目>

前日は網走駅前の東横インに宿泊。3日目は釧網本線・根室本線経由で札幌に帰るという少し移動距離の長い行程になってしまいます。
引き続き「ひがし北海道フリーパス」を使用していきます。


■網走→釧路湿原 絶景の釧網本線

まずは釧網本線に乗ります。
網走~東釧路を結ぶ166.2キロの路線で、沿線には観光資源が多いことから観光路線として機能しています。その一方で、JR北海道単独で維持することが困難な路線の1つに設定されています。


この釧網本線、非常に列車本数が少なく…網走を発車する列車は7本のみ。網走6:41発の釧路行きの次の列車が10:24発の「快速しれとこ摩周号」釧路行きという…旅のスタートにとって時間がちょうどいい7時台~9時台の列車が1本もありません。というわけで、ゆっくりと東横インの朝食もいただきながら、準備をします。

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▲10時過ぎに網走駅へ。

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▲10:24発 「快速しれとこ摩周号」釧路行き
3番線から発車。快速でありながら、キハ54形1両編成。しかしながら、HMが用意されています。既に観光客で座席は埋まっており、座れず…。ワンマン運転ということもあるので、後面展望を楽しんでいくことにします。

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▲10:24、定刻通りに網走を発車。
快速といえども、それほど通過駅は多くありません。

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▲網走の次の駅、桂台。いかにも仮乗降場から駅に昇格した雰囲気です。桂台を出たあたりからオホーツク海が車窓に見えてきます。

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▲進行方向左側に見えるオホーツク海。釧網本線の車窓、第一の魅力です。

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▲旅行した時期が9月であったので、臨時駅である原生花園駅にも停車。小清原生花園のアクセス駅で、5月1日~10月31日に営業を行っています。
車内からは見えづらいですが、進行方向右側には湿原が広がっています。

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▲知床斜里付近まではオホーツク海とほぼ並行に走ります。真っ直ぐ伸びる線路とオホーツク海…贅沢な車窓です。
北海道仕様のキハ54形は非冷房であるため窓を開けるのですが、海岸沿いの色々な匂いが車内に入ってくる…それもそれでよい思い出。

若干、内陸に入って建物が増えてくると釧網本線の主要駅の1つである知床斜里駅へ、11:08着。

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▲知床方面への玄関口である知床斜里駅。ここで3分ほど停車。単線ですが、列車本数がそもそも少ないことから列車交換の機会も少ないです。
その交換列車は反対方面へ向かう「快速しれとこ摩周号」。冬季に運行される臨時列車「流氷物語号」用にラッピングされているキハ54形2両編成でした。

11:11、知床斜里を発車。

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▲知床斜里からは内陸に入り、農地が目立つような車窓になります。この針葉樹の景色がいいですね。

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▲緑駅に到着。ここからは野上峠を超えることとなり、一気に景色は山に。

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▲急勾配・急カーブが続く区間が隣の川湯温泉駅まで17分間(14.5キロ)、ひたすら人里を離れた森の中を走っていきます。

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▲ようやく緑駅から一駅、川湯温泉駅に到着。駅から4キロほど離れているところに、温泉街があるそう。
今回の旅では比較的都市部にしか泊まらなかったことから、次に行く機会にはこのようなところにも宿泊してみたいものです。

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▲隣の美留和駅。車掌室が駅舎になっています。

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▲少しシャッタースピードを遅くして撮影してみました…こんな光景がずっと続きます。

山を抜け、再び建物が増えてくると摩周駅です。

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▲摩周には12:16着。摩周湖などもバスでアクセスできるとのことで、こちらもいつか行ってみたいところ。網走6:41発の列車に乗れば寄ることもできましたが、バスとの待ち時間も上手くいかず今回は断念しました…

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▲摩周からは再び農地が中心の車窓に。

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▲これ…タンチョウですか?こんな普通の田畑みたいなところに居るものなんですかね?

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▲12:41、標茶に到着。ここからの乗車も目立ちますが、徐々に地元客と思われる比率が高くなってきたと感じます。

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▲標茶あたりからは釧路湿原に入り、徐々に車窓もそれらしくなってきます。
茅沼~塘路ではシラルトロ沼、塘路湖なども間近に見ることができました。

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▲塘路を過ぎると釧路川と並行するように走ります。車内の観光客も自分たちと同じように写真を撮る姿が目立っていました。
その一方で、地元客と思われる方々はスマホを見続けたまま。湿原の中を通る路線を日常的に通学などで利用している…きっとこの湿原も日常的な光景なのでしょう。

このブログの最初から車窓の話しかしていませんが、せっかくなので釧路湿原を少しだけでも立ち寄ってみたいと思います。臨時駅の釧路湿原駅で下車、13:13着。

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▲釧路湿原駅は1面1線の臨時駅。非常に狭いホームです。駅の場所としては釧路湿原の中にあり、駅周辺にまったく建物はありません。釧路湿原の名所の1つである細岡展望台の最寄駅です。

ここまで網走から2時間50分。ずっと車内の座席は埋まっており、立っていたのですが…車窓が楽しいので全く飽きませんでした。北海道の車窓を「これでもか!」というくらい満喫できました。


■釧路湿原を一望!細岡展望台

早速なので細岡展望台へ行ってみようと思います。駅から900メートルとのことですが、高低差があるので重い荷物を持っている場合は少し大変であると思いますのでご注意を。

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▲駅前から続く歩道を歩いていきます。

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▲途中、細岡ビジターズラウンジがあります。釧路湿原の展示などのほか、休憩施設などもあります。コンビニ等はもちろんありませんので、ここが唯一の食料調達の場でもありました。

そして、そのさらに先へ向かうと…細岡展望台があります。

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▲展望台からは釧路川を前景にして、湿原を一望できます。絶景すぎる…北海道に来てよかったと感じる瞬間でした。

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▲個人的に面白かった点として、細岡展望台から釧路市街地の工場も見えるということ。釧路市街地からはそれほど離れていない(20キロほど?)ことがわかります。

注意点として…自分が訪問した9月頃は蚊が多かったです。どのような種類であるのかは詳しくないのでよく分からないのですが…湿原なので仕方がないことではあります。いや、むしろ自然を体感できる出来事でもありますね。

■塘路→釧路 くしろ湿原ノロッコ号

1時間ほどではありましたが、釧路湿原の絶景を堪能。再び釧路方面に向かっていきたいと思います。網走から長かった釧網本線の道のりですが、いよいよラストスパートです。
せっかくなので名物である「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車して釧路駅に向かいたいと思います。

「くしろ湿原ノロッコ号」は塘路~釧路を結ぶ臨時のトロッコ列車。1989年から運行を開始したという歴史ある観光列車です。釧路湿原駅から乗ってもよかったのですが、せっかくなので始発駅である塘路駅から乗車することにしました。
というわけで、一旦戻ります。

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▲釧路湿原14:34発の釧路行きに乗車。塘路駅まで2駅戻ります。

塘路には14:46に到着。ただ、ノロッコ号の発車が14:48なのでほとんど時間がありません。すぐに反対側のホームへ移動します。

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▲「くしろ湿原ノロッコ号」はDE10+客車4両で運転。DE10は塘路側に付いているため、釧路行きに関しては推進運転というかたちをとっています。
客車は50系を改造したもので、2号車~4号車は指定席で1号車のみ自由席。自由席は混むことが多いので、事前に乗車が決まっている際は指定席(530円)を確保しておくことをオススメします。

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▲今回は指定席の確保ができなかったので1号車の自由席に乗車。自由席に関してはトロッコ客車ではありません。混んでいましたが、相席というかたちで座ることができました。この日は指定席も含めて満席とのことでした。

14:48に塘路を発車。

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▲トロッコ客車ではありませんが、しっかりと釧路湿原の風を感じることができます。
9月初旬ですが釧路湿原では紅葉が始まりかけていたとのことでした。

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▲ノロッコ号は途中、徐行運転もするのでゆったりと景色を眺めることができます。
写真が新釧路川と釧路川の分岐点にあり、釧路川を仕切る水門である岩保木水門。

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▲野生動物の姿も確認できました。今回はシカ!!観光アナウンスなどもあるので、車窓の見どころも見逃さずに楽しむことができます。

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▲遠矢あたりから建物が増えてきます。釧路湿原を抜け、市街地に入ってきました。
釧網本線の区間は根室本線と合流する東釧路まで。全長166.2キロの釧網本線、完乗です。

釧路には15:36に到着。釧路湿原の風を感じることができる楽しい列車でした。

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▲ちなみに指定席のトロッコ車両の車内です。座席配置も独特。

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▲ノロッコ号の運転日等はJR北海道HPなどでご確認ください。


■釧路和商市場へ

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▲釧路駅。ホームには「湿原の鐘」というものがあります…ちなみに鳴らすと結構大きいです音です。
さすが道東を代表する駅というかたちで久しぶりに大きい規模の駅を見た感覚です。

釧路駅から歩いて数分行ったところに釧路和商市場というところがあるので、乗継時間を利用して寄ってみることにしました。

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▲新鮮な魚介が並んでいます。

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▲ここでは白飯を買い、好きなところでお刺身を載せていくという勝手丼を楽しむことができます。
遅めの昼食を済ませることができました。


■釧路→札幌 特急「スーパーおおぞら」

※2020年3月ダイヤ改正より、「スーパーおおぞら」は「おおぞら」と列車名が変更されました。

早足になってしまいましたが、道東を満喫。これから札幌へ向かいます。「ひがし北海道フリーパス」の効力で特急「スーパーおおぞら」に乗車します。
実はこの後、アクシデントも発生するのですが…

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▲1番線に停車中の特急「スーパーおおぞら」10号札幌行き
キハ283系6両編成で、自由席は6号車と5号車です。
白糠、池田、帯広、新得、トマム、新夕張、追分、南千歳、新札幌、札幌…と停車していきます。
釧路は16:12に発車。

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▲途中停車駅である白糠駅からは1983年まで大赤字路線で有名であった白糠線が分岐していました。営業係数が2,872って…すごいですね。

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▲白糠を発車すると進行方向左側には海が。高速で走行するので撮影が少し大変でした…かつては130キロ走行でしたが、色々な事情があったので現在は最高時速110キロです。
白糠~池田は約1時間にわたって無停車が続きます。

17:47、帯広に到着。釧路~帯広のみの利用客も目立った印象でした。もちろん、帯広からの乗車も目立ちます。
すでにこの時点で外が暗くなってきました。

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▲新得からは石勝線へ。ただでさえ山の中を走る石勝線であるので…全くなにも見えません。
駅間が20~30キロあるこの区間の石勝線の車窓はただ暗闇が流れるのみ。

新夕張を発車してしばらくすると…急停車。当然、山の中でいきなり急ブレーキとなると大体自体は予想がつきますが、やはり「シカと衝突」でした。スマホの電波すら危うい場所であり、全く場所や状況が把握できませんでしたが、乗務員の方々の対応によって運転を再開。
「ノロッコ号」では観光客の視線を集めていた野生のシカですが、「スーパーおおぞら」ではまさかの衝突の対象と…少し複雑な感じですね。

15分ほど遅れましたが…20:40頃に到着。無事に到着できたことだけで感謝です。

この日もセイコーマートで夕食を購入、札幌駅近くのホテルに宿泊しました。

以上、3日目でした。
4日目以降も見ていただけたら…と思います。

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