「伊予灘ものがたり 八幡浜編」乗車記 ~2018夏の四国旅行(3)~

 2018年夏の四国旅行。スローペースすぎる更新ですが、少しずつ書いていきます。
 今回はJR四国観光列車「伊予灘ものがたり」の乗車記を書いていきたいと思います。

■「伊予灘ものがたり」とは…?

運行開始:2014年
運行区間:予讃線(松山~伊予大洲・八幡浜)
運転日:基本的に土日祝と一部平日(平成30年度は126日)
種別:普通列車
座席:全席グリーン車指定席


 JR四国初の本格的な観光列車として5年前にデビュー。特色としてはJR予讃線特急「宇和海」などが通過する内子ルートではなく、海側ルート(愛称:愛ある伊予灘線)を経由。ゆっくりと景色を楽しむことができるのが特徴です。
 非常に利用者満足度も高く、通年で乗車率の高い人気列車となっています。

■1日4便の内訳

大洲編
松山(8:25)→伊予大洲(10:28)

双海編
伊予大洲(10:51)→松山(13:11)

八幡浜編
松山(13:28)→八幡浜(15:52)

道後編
八幡浜(16:06)→松山(18:21)


 今回は八幡浜編に乗車しました。

 グリーン車指定席料金は980円。別途「食事予約券」を購入する食事プランもありますが、今回は乗車のみです。ご了承ください。


■松山駅に入線!

 双海編の到着が13:11、ということもあり入線は(観光列車としては)なかなかギリギリです。

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▲「伊予灘ものがたり」はキロ47形2両編成。かつて四国管内で運用されていたキハ47-501・キハ47-1501を、キロ47-1401・キロ47-1402にそれぞれ大改造されました。

 1号車(キロ47-1401)は伊予灘の夕日をイメージした「茜の章」。「和」のテイストが感じられる内装に。
 2号車(キロ47-1402)は太陽と柑橘をイメージした「黄金の章」。ダイニングカウンターをもつモダンな内装に。
 今回は2号車に乗車。乗り比べてみるのも面白いかもしれませんね。

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▲ドア前のアテンダントさんに指定券を提示して、いよいよ車内へ!

 4人がけ・2人がけのボックスシートの他に窓側を向いた座席もあります。是非、乗車する際はHPで座席表を確認することをオススメします。

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▲2人がけボックスシート8C・Dの座席へ。伊予灘ものがたりは列A・Bが海側ですが、山側のC・D列も少し窓側を向いており、一段高い配置になっているなど工夫されています。それにしても豪華な座席!
※写ってしまっているのは同行している知人です。

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▲2号車全景。

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▲おしぼりだけでなく、沿線みどころマップまで…早速手厚いおもてなしですね。

 13:28、松山を発車。この日も満席でした。


■絶景が広がる下灘駅へ!

 松山を出発してしばらくは住宅と田畑が混在する地帯を走ります。1駅目の市坪駅通過時には時折プロ野球も開催される坊っちゃんスタジアム(松山中央公園野球場)も車窓左側に見えました。やっぱり地方球場では立派な造りだな~と思います。

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▲向井原駅を通過。ここで予讃線は内子ルートと海側ルートに分かれます。「伊予灘ものがたり」は海側ルートを進み、景色も山らしくなります。

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▲ちょうどアテンダントさんが車内販売で巡回していたので、アイス(ミルク味)を注文。その他、記念撮影やグッズ販売など様々な気を利かしてくれます。車窓案内や地元の特産品などのプレゼントもあり、とにかくサービスが凄いです。

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▲高野川付近からは車窓左側に海が…!速度もゆったりとしていて、景色を堪能できます。

 そうこうしているうちに、いよいよ下灘駅に到着。正確には停車駅ではないのですが、ホームに下車することができます。

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▲14:12頃、下灘駅に到着。

 下灘駅は伊予灘を眺めることができる絶景が話題となり、観光客に人気の駅です。ホーム下の国道が開通するまでは、すぐそこに波が打ち寄せるほど「日本一海に近い駅」だったとか。もはや駅が観光名所となっている感じでしょうか。1面1線の本当に小さな駅ですが賑わっています。

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▲「伊予灘ものがたり」と伊予灘を絡めて撮影。海の近さを実感できると思います。


■終点・八幡浜へ!


 下灘駅で約10分の停車時間を終え、再び「伊予灘ものがたり」は発車。

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▲山と海に囲まれた険しい景色が続きます。海に流れ込む川に架かっている鉄橋では徐行運転も。真下がちょうど海と川の境目でしょうか。

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▲伊予長浜駅を通過すると、方角を変えて内陸部へ。肱川(ひじかわ)と並行して、山間部を走っていきます。


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▲伊予大洲手前で、先程の向井原で分かれた内子ルートと合流。15:14、ようやく1駅目の停車駅である伊予大洲に到着です。

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▲伊予大洲を出発すると車窓左側には大洲城跡が。川のそばにあり、よく見えます。


 列車は再び山間部を走っていきます。

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▲伊予平野駅では運転停車。ここで松山行普通列車と交換待ち、そして地元の方によるパンの販売も行われていました。


 伊予平野~千丈では全長2870メートルの夜昼トンネルを抜けます。「夜昼峠」…という名前を聞くだけで険しそうな雰囲気がありますね。

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▲沿線ではこのように地元住民がお見送りをしてくださることも。地域と一体となって盛り上げようという動きは素晴らしいものがあると思います。


 そして、ついに終点・八幡浜に到着。


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▲八幡浜到着の14分後、今度は「道後編」として松山に折り返していきました。


 正直、グリーン車指定席料金以上に手厚い“おもてなし”があったと感じています。満足度が高い理由も頷ける素晴らしい2時間半でした。また乗車してみたいものです。
 乗り心地も非常によく、趣味的にも「あれがキハ47形・・・?」と思ってしまうような大改造でした。是非、皆さんも乗車してみてはいかがでしょうか。個人的には下灘駅から夕日をいつか眺めてみたいものです。


■帰りは内子ルートで

 再び松山へ戻ります。「伊予灘ものがたり」は海側ルートを経由していたので、帰路は特急列車が経由する内子ルートに乗車します。


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▲改めて八幡浜駅を見渡してみると、国鉄時代の看板が多い!ちなみに「別府連絡」というのは駅西側にある八幡浜港フェリーのりばからフェリーが就航しています。

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▲特急「宇和海」22号松山行に乗車。実は旅行当日は西日本豪雨による被災の影響で予讃線八幡浜以南は不通となっており、バス代行輸送を行っていました。そのため、宇和島始発である特急「宇和海」も臨時ダイヤで八幡浜始発でした。

 16:34、八幡浜を発車。伊予大洲、内子、伊予中山、伊予市と停車していきます。

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▲伊予大洲を過ぎると海側ルートと分かれます。いざ、内子ルートへ!

 伊予大洲の次駅である新谷からは内子線という扱いになりますが、予讃線と内子線は同一路線のように扱われています。1986年に内子ルートの一部として内子線が組み込まれ、線形も大改造されました。
 内子からは再び予讃線となり、向井原で海側ルートと合流。このまま松山まで行ってもよかったのですが、伊予市で下車して伊予鉄の郡中港駅から帰ることとしました。

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▲伊予市駅と郡中港駅は道路を挟んで向かい側にあります。実質的な乗換駅でしょう。

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▲伊予鉄で松山市まで乗りました。


次の記事に続きます。

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