「リゾートビューふるさと」と南小谷始発「あずさ」26号 ~大糸線乗り鉄旅~

 松本で宿泊、2日目は大糸線(JR東日本区間の松本~南小谷)乗り鉄旅です。この区間は過去に乗ったことがあるのですが…

   信濃大町~白馬…「ムーンライト信州」で爆睡していた中で通過


ということがあり、個人的にもずっとモヤモヤ(?)していた案件であったので実質的に初めてでもあります。


■臨時快速「リゾートビューふるさと」入線

 金曜日・土曜日・日曜日を中心に長野~松本~南小谷を結んでいる臨時快速「リゾートビューふるさと」で松本→南小谷へ向かいます。過去に一度乗車したことがありますが、行程の都合で長野→信濃松川の区間しか乗ることができなかったので、今回は信濃松川~南小谷の未乗区間も乗れるので全区間完乗できるということになります。

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▲「リゾートビューふるさと」は松本駅2番線から発車。14分ほど停車するので、入線は10:27頃です。

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▲2010年デビューのHB-300系気動車2両編成で運行。ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせたハイブリット式です。

 入線と同時刻にお隣3番線からは特急「あずさ」3号南小谷行きが発車していきます。

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▲「あずさ」3号は前9両が南小谷へ、後ろ2両は松本止まりとなるため切り離しが行われます。E257系の中間運転台を見ることができる貴重な列車です。

 と、いうわけで「リゾートビューふるさと」に乗車します。


■「リゾートビューふるさと」乗車記 松本→南小谷

 松本からは先頭車両となる2号車に乗車。この日は団体客がいたので賑やかでした。

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▲座席間隔が120センチという広さの回転リクライニングシート。

 発車予定時刻は10:41でしたが接続予定であった新宿からの特急「スーパーあずさ」5号が遅れたため、2~3分遅れで松本を発車しました。ハイブリット式なので加速・減速時の走りも独特に感じます。

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▲車窓左側には車窓の魅力の1つである北アルプスと田園風景が広がる…のですが、この日は曇りだったのでアルプスは全く見えませんでした。

 10:59頃、穂高に到着。ここでは穂高神社参拝のための途中下車が認められ、27分停車します。過去に一度参拝しましたが、今回も自分は参拝へ向かうことにしました。

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▲安曇野市内の穂高駅。ここ1年間で穂高駅で下車するのは3度目!

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▲駅から徒歩3分ほどの場所にある穂高神社。信州一帯の守り神でもあり、とても立派でした。

 参拝を終え、穂高駅に戻ります。もし列車遅延があった場合は参拝が時間的に難しくなるのでは…と思うのですが、どうなるのでしょうか。

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▲穂高駅停車中の「リゾートビューふるさと」。穂高を11:26に発車。

 ここから信濃大町までは地元の方による民謡が披露されます。2号車の先頭車で披露されますが、通路上のモニターでも映像が映し出されるのでどこでも見ることができます。
 途中、信濃松川に停車。次の停車駅は大糸線一の観光需要が多い駅、信濃大町です。

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▲信濃常盤~南大町で渡る高瀬川。

 11:47、信濃大町に到着。ここで多くの降車があり、車内の乗客は数人のみに。11:51、信濃大町を発車。

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▲自分の乗車していた2号車は誰もいない状態に…というわけで運転台後ろの展望スペースを使用させていただきます。

 大糸線、信濃大町以北は一気に車窓も変わり田園風景から山深い区間へなってきます。車窓の目玉の1つである仁科三湖が広がります。なかなか日本の鉄道路線で湖畔を走る区間というのはそれほど多くないので、なかなか貴重です。

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▲信濃木崎~海ノ口の付近で広がる木崎湖。稲尾と海ノ口では景色を楽しむことができるよう運転停車を行います。

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▲簗場の付近では中綱湖が。仁科三湖の中では最も小さい湖です。

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▲ヤナバスキー場前(臨時)の付近では青木湖が。仁科三湖の中では最大の面積をもっています。

 山間部に広がる穏やかな湖とあって、とても綺麗でした。個人的には仁科三湖が一番印象に残った車窓だったかもしれません。「リゾートビューふるさと」では窓も大きいので、ゆっくり車窓を見ることができました、最高。

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▲山間部のカーブを進んでいきます。

 徐々に車窓も開け、町が見えてくると白馬です。12:23到着。

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▲白馬駅構内を松本側から撮影。この日は名古屋からの特急「しなの」が運転されていたので、383系が停車していました。

 12:28に白馬を発車、さらに車窓が山深くなってきます。

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▲白馬以北は姫川と沿って走るようになります。大糸線の終点・糸魚川までずーっと沿っていくかたちになりますが、暴れ川としても有名です。過去には糸魚川以北のJR西日本区間で災害により運休に追い込んだこともありますね…

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▲「リゾートビューふるさと」の前に松本を発車した特急「あずさ」3号の折返し回送列車と交換します。大糸線の車窓にすっかり見入ってしまって忘れていましたが…ここも新宿からの直通特急が乗り入れる区間でもあります。

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▲信濃森上以北は姫川の谷を沿って走るような区間になり、ほとんど速度も上がりません。

 「まもなく、終点・南小谷」という放送が流れ、ついに南小谷へ。12:47到着。南小谷までの乗客は5人ほどでした。恐らく信濃大町などで多くが降りてしまうのでしょうが…非常に良い車窓が待っているので是非終点・南小谷まで乗車してみるのもいかがでしょうか?


■山間部の小さな町、南小谷


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▲小谷村にある南小谷駅。駅の構造としても2面3線と大きくはありませんが…JR東日本とJR西日本の境界駅であり、電化区間(松本~南小谷)と非電化区間(南小谷~糸魚川)で運行形態が分断される大糸線にとって重要な駅です。ちなみにJRの会社境界駅が「○○村」に所在する駅としては唯一だそうです。

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▲駅を出るとすぐに姫川が凄い音を立てながら流れています。

 せっかくなので…ここで昼食を。食事がとれる場所はほとんど無いので予め調べていっておいたほうが良いと思います。地図などで確認すればお分かりしていただけると思いますが…本当に山の中の小さな町なので。今回は駅から徒歩10分くらいの小谷村郷土館隣にある「おたり名産館」へ行きました。

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▲千国街道(糸魚川街道)沿いにあり、車で訪れることもできます。ここで蕎麦をいただきました。同じ「リゾートビューふるさと」に乗っていた乗客も、ここで昼食をとっていました。


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▲駅前の商店で「つがいけ 雪どけサイダー」を購入。期待通りの美味しさでした!


■唯一の南小谷始発…「あずさ」26号

 南小谷からは「あずさ」26号で新宿へ帰ります。
 大糸線に乗り入れる定期特急は「あずさ」の一往復。下りは先ほど述べた「あずさ」3号。上りはこれから乗車する「あずさ」26号新宿行きです。昔はもう少し設定があったようですが…北陸新幹線開業により長野からバスで大糸線沿線へ訪れるパターンが多くなり、利用客が減少。現在は1往復のみが残っています。
 果たして現在はどれほどの利用があるのか…気になっていた存在でありました。

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▲14:00頃、白馬方面から回送列車として入線。先ほど「リゾートビューふるさと」と信濃森上で列車交換した3号と同じ編成です。
 ネットでは「3号の折返しは26号として折り返すまで南小谷で待機している」「白馬まで回送していく」など様々な情報がありましたが…日によって変わるのでしょうか?(「リゾートビューふるさと」が運転日かどうかで変わる…とか?)

 南小谷発車時点では登山客の姿がチラホラ。前日、南小谷→新宿までの指定席特急券を購入するときに松本駅みどりの窓口の駅員から「南小谷で座席は埋まらないので自由席で大丈夫ですよ」と言われたのを思い出します。

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▲14:15、糸魚川からの南小谷行きが入線。JR西日本キハ120系を長野で見るのは新鮮ですね。この列車からの乗り換え客も加わります。

 自由席の乗車率は2~3割くらいの状態で、「あずさ」26号は南小谷を14:22に発車。南小谷~白馬はそれほど速度も上がらず「本当にここを特急列車が通るのか!?」といったような区間をE257系で体験。普段首都圏で見ることが多いE257系なので新鮮です。


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▲E257系から眺める大糸線の車窓。先ほどの「リゾートビューふるさと」とは違って気分です。

 白馬、信濃大町、穂高、豊科と大糸線内は停車。白馬と信濃大町からの乗車が目立ちました。
 松本では前2両を増結、11両編成となります。松本からの篠ノ井線・中央本線区間はいつも通り大盛況。塩尻、岡谷、下諏訪、上諏訪、茅野、小淵沢、韮崎、甲府、八王子、立川、新宿と停車していきます。

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▲塩山付近の車窓。雲が低くなり、笹子峠を越えると完全に雨でした。

 そして…終点・新宿には18:36に到着。南小谷から4時間12分と長かったですが、山間部・南小谷から大都会・新宿へと…非常に乗りごたえある列車でした。近々、中央本線E257系はE353系への置き換えになることが決まっており、E257系でこの区間を乗り通したということは良い体験となったと思います。


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▲新宿駅に到着した「あずさ」26号。日常に帰ってきました。


 自分の世代的に「中央本線の特急=E257系、E351系」ということもあり、189系より思い入れが強かったりします()

 以上、6月の長野旅行でした。

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