博多から門司港経由で熊本へ ~2019春の九州旅行(3)~

 3日目は博多から小倉・大分を周り久大本線経由で熊本へ向かいます。

3日目


■博多→新飯塚・・・意外と混んでいる!?福北ゆたか線

 路線図などを見ているとなんとなくの路線網は把握できるのですが、自分は福岡県内の路線網はごちゃごちゃしていてなかなか理解できない…この福北ゆたか線もそうでした。
 乗車する福北ゆたか線とは博多~黒崎を結ぶルートの愛称。博多~吉塚の鹿児島本線、吉塚~桂川の篠栗線、桂川~折尾の筑豊本線、折尾~黒崎の鹿児島本線を合わせたルートとなっています。2001年に篠栗線と筑豊本線の桂川~折尾が電化されたことにより、現在の運行体系となったようです。

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▲7:27発の直方行きに乗車。813系1000番台11次車R1003編成です。平日の逆方向とはいえ、3両編成の車内は満席で立ち客も多数。需要の多さを実感します。

 篠栗までの区間でも多くが下車しましたが、変わらず車内は満席のまま。中距離利用も多いようです。

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▲7:44、篠栗に到着。単線の福北ゆたか線は日中でも毎時3~4本設定、当然朝ラッシュはさらに本数も多くなるので列車の交換待ちも多いです。

 篠栗からは筑豊本線の区間へ。一気に平地から山がちの地形に景色が急変します。

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▲筑前山手。この日も雨であったので、なかなか幻想的な風景。

 この列車は普通列車でありながら、九郎原を通過。確かに見回してみると家屋も少なく、1日の乗車人員は10人程度ということなので一部列車通過は妥当なのかもしれません。

 8:23、新飯塚に到着。結局は博多からずっと立っていました。


■新飯塚→田川後藤寺・・・短い後藤寺線

 新飯塚で後藤寺線に乗り換え。後藤寺線は新飯塚~田川後藤寺を結ぶ13.3キロの路線。短い路線とは筑豊地域の路線らしく石炭などを結ぶ貨物線として1897年に開業しているようです。

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▲8:28発の田川後藤寺行きに乗車。キハ47系をスピードアップのために出力増強改造を行ったキハ147系2両編成です。

 さすがに乗客はまばら。単線をトコトコと走っていきます。

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▲田川後藤寺の1つ手前、船尾。今は1面1線の無人駅ですが、かつては石灰石の積み出しの拠点として機関車も多数待機していたとのこと。ただ、駅前に麻生セメントの工場があり、なかなか凄い雰囲気。

 後藤寺線は全線通しても乗車時間は20分ほど。終点・田川後藤寺には8:49に到着しました。

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▲田川後藤寺駅。古い跨線橋が残っており、駅構内は国鉄時代の雰囲気。


■田川後藤寺→門司港・・・日田彦山線と鹿児島本線を乗り継いで門司港へ

 田川後藤寺からは日田彦山線でまずは小倉へ向かいます。

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▲田川後藤寺に4両編成で入線、その後2両を切り離して2両編成となって小倉行きとなるようです。キハ147系+キハ140系という構成でした。添田方面からの乗り継ぎ客も加わり、座席がだいたい埋まるほどの混雑率に。(2枚目の画像は小倉駅到着後に撮影)

 9:19、田川後藤寺を発車。小倉に向けて徐々に乗客が増えていきます。基本的に山がちなところを走っていきますが、気がついたら北九州市内に入っていたという感じでした。志井公園は結構山が近いようなところですが、北九州モノレールとの接続駅でもあり少しギャップに驚きました。
 城野からは日豊本線に入り、終点・小倉には10:13に到着。

 小倉からは鹿児島本線に乗り換えて門司港へ。

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▲10:20発の門司港行きに乗車。ロングシート構成の817系V3010編成でした。ドア付近の丸く設置されたつり革がJR九州らしいな~と感じます。途中、EF81などが停車していた北九州貨物ターミナルを眺めたりしながらすぐに門司港に到着。10:33着。


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▲この時の門司港駅は復元工事終了によるグランドオープンの3日前。ですが、ほとんど工事は終了しており色々と歴史を感じる駅舎などを撮影することができました。また、この日は報道陣に対しての公開日であったようで報道各社のカメラマンさんが多く集まっていました。


■九州鉄道記念館を見学

 1時間ほど時間があったので小倉駅すぐ近くにある九州鉄道記念館を見学しました。

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▲入館料は大人300円、JRの帰りきっぷを見せると2割引になることを知りませんでした…

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▲まずは屋外の車両展示場。C59-1号機、EF10-35号機、ED72-1号機、481系、581系、14系…など九州で活躍した車両が勢揃い。車内に入れるものも多く、国鉄車両の知識があまりない自分でも楽しむことができました。

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▲続いて屋内展示場。九州の鉄道史を振り返る展示や鉄道模型レイアウトなどもありますが…1番列ができていたのは811系運転シュミレータ。事故廃車となってしまった編成の前面を持ってきているようです。1秒も狂わず完璧に停車をキメていた人もいましたね…

 規模的に小さいのかと思っていましたが、予想以上に充実の展示で満足でした。1時間では少し時間が足りなかったかな…と後悔しながら後にしました。

■門司港→小倉・・・久しぶりの415系

 門司港から小倉に戻ります。

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▲11:40発の折尾行きに乗車。車両は415系鋼製車。関東民の自分にとっては常磐線のイメージですね。昔、いわき行きとかで乗車した記憶が微かに残っています…。側面の車体上部に青い帯があるというのが少しJR東日本車と異なるでしょうか。

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▲また小倉に戻ってきました。11:54着。


■小倉→別府・・・初乗車のソニック

 小倉からは別府へ向かいます。日豊本線特急「ソニック」に乗車します。

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▲12:06、ソニック19号大分行きが入線。ソニックは博多~大分方面を結ぶ特急ですが、博多~小倉という区間でもかなりの需要があり大きく乗客が入れ替わります。なんとか自由席を確保できました。883系、確かにデビュー時のカラフルな姿もいいですが個人的にはリニューアル後のインディゴブルーメタリック塗装もカッコいいと思います。


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▲昔、「ミッキーみたいな椅子!」と鉄道図鑑を見ながら言っていたことを思い出します。この遊び心ある座席や航空機のようなハットラック荷物棚など内装も面白いですよね。

 12:09に小倉を発車。自由席はほぼ満席でした。どの停車駅でもまんべんなく利用客がいる印象でした。普通列車の本数はそれほど多くはないですが毎時2本設定されている特急は需要の多さを感じます。


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▲宇佐駅から。ローマ字にすると「USA」ということでハリウッドらしく見せるためなのか、山の上に「USA」と書かれていました。


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▲宇佐~別府にかけては結構山間の地形を走っていきます。883系の特徴である振り子機能をフルで発揮。


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▲13:26、別府に到着。別府といえば温泉…ということで、温泉記号が駅名標に!


■別府で日帰り温泉へ

 特に温泉に対するこだわりは一切ないのですが、同行した人が入りたいと言っていたのでついていくことにしました。

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▲別府駅は2面4線の高架駅。高架化が既に50年以上前に行われていたようで、こう言ってしまうのもおかしいですが少し意外な感じ。

 駅から徒歩5分程度の場所にある温泉施設へ。気持ちよかったです…(あまり書くことがない)


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▲その後は少し散策。別府駅周辺の住所はまさかの…”駅前町”。


■別府→久留米・・・「ゆふいんの森」展望席から

 続いては久大本線の特急「ゆふいんの森」で一気に久留米へ向かいます。今年で運行開始30年を迎え、また現在のJR九州のトレンドである「D&S列車」の先駆け的な存在とも言えるでしょう。なんと、その「ゆふいんの森」の先頭車の展望座席を確保することができたのでゆっくりと前面展望で楽しんでいこうと思います。


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▲別府駅3番線から発車、特急「ゆふいんの森」4号博多行きに乗車します。車両はキハ58系やキハ65系を改造したキハ71系ですが、車体は完全に新造されたものであるとのこと。「ゆふいんの森」運行開始当時から走っている車両でもあります。

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▲ハイデッカー構造の室内。運行開始30年が経ち、何度かリニューアルはされているとのことですが古さを感じさせません。ただ、座席上の荷物棚の高さが少し低いように感じました。こればかりは車体構造上仕方ないことですが…

 14:41、別府を発車。大分までは日豊本線です。

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▲別府→大分にかけては豊後灘が車窓に。基本的に久大本線の内陸部を走るイメージが強い「ゆふいんの森」ですが、日豊本線では海岸沿いも走る区間もあります。

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▲14:53、大分に到着。ここでは6分停車しました。大分駅は4面8線、さらに留置線もあるかなり大きい規模の高架駅。さすが日豊本線・久大本線・豊肥本線の3路線が乗り入れることだけあります。

 14:59、大分を発車して久大本線に入ります。単線となり、一気にローカル線らしくなります。

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▲のどかな景色広がる久大本線。大分~由布院は約50分にかけて無停車ですが、由布岳などが綺麗に見ることができます。

 別府・大分発車時点では3~4割程度の乗車率であったのですが、由布院からは一気に乗り込み満席となりました。

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▲16:17、豊後森に到着。豊後森といえば産業遺産にも指定されている機関庫。1934年に開設された歴史ある機関庫にはSL21台が所属していたという大規模な鉄筋コンクリート造りの建物が今も残っています。また機会があれば降りてみたいものです。

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▲豊後森で行き違いを行う特急「ゆふ」。キハ85系の一般型特急車両も「ゆふ」として「ゆふいんの森」と同じ区間を結んでいます。現「あそぼーい」も元は「ゆふDX」として走っていたのも懐かしい思い出。

 晴れていた天候も天ヶ瀬あたりから一気に雨となりワイパーも作動。山の天気は変わりやすいですね…比較的平地にある日田あたりからは再び晴れてきました。
日田のあたりは平成29年九州北部豪雨により不通となった区間でもありましたね…まだ途中の夜明から分岐している日田彦山線一部区間(添田~夜明)はまだ復旧の見通しも立っていないということで今後の進展を見守りたいと思います。


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▲完全に平地を走るようになった久大本線、久留米まであと少し…途中の田主丸は駅舎がカッパのかたちをしていることで有名ですね。

 そして、17:30ついに久留米に到着。


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▲今回は行程上、終点の博多まで乗れないのが残念ですが…運行開始30年が経っても人気が衰えることのない「ゆふいんの森」を満喫できました。アテンダントさんにも記念撮影などを撮影していただき感謝です。


■久留米→熊本・・・夜の鹿児島本線を南下

 ここからは進路を南にとり、鹿児島本線を乗り継いで熊本へ向かいます。

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▲久留米からは17:41発、区間快速大牟田行きに乗車。まずは終点・大牟田へ。813系B1112編成は2009年落成の13次車。1次車などと比べるとだいぶ外観も変化していますね。

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▲大牟田からは18:19発のワンマン八代行きに乗車。817系V013編成2両編成の車内は熊本までずっと混んでいました…ちょっと意外。


 19:08、熊本に到着。すぐにホテルへ向かいチェックインを済ませました。

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