関東鉄道常総線乗車記

 先日、関東の未乗路線に乗車してきました。その路線は…茨城県を走る関東鉄道常総線。
 竜ヶ崎線は1年ほど前に乗車したのですが、常総線は今回が初めてです。

■関東鉄道常総線とは?

区間:取手~下館
駅数:25
総距離:51.1キロ
電化:全線非電化


 鬼怒川とほぼ並行して南北を結ぶ全線非電化路線。非電化の理由は石岡市にある「気象庁地磁気観測所」の存在が関係しており、直流電化が困難であるという理由が挙げられます。JR常磐線の取手以北が交流電化となっている理由も同じ要因が関係していますね。


■取手からスタート

 JR常磐線で取手へ。

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▲初下車の取手駅。一時期は茨城県内利用客数1位となっていました。

 JRの隣にある関東鉄道の窓口で「1日フリーきっぷ」を購入。常総線が1日乗り放題で1500円。取手→下館の片道で1510円と考えるとかなりおトクです。ただし発売日は土・日・祝・茨城県民の日といった限られた日程なので注意が必要です。

■取手→ゆめみ野

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▲待っていたのは…2両編成のキハ2100形(2105+2106)水海道行き。全てが両開きドアでロングシート…通勤型気動車です。

 常総線の取手からは日中でも1時間に4本は運行されているので、非常に便利です。
 9:11、取手を発車。しばらくは複線が続きます。せっかくなので、どこかで降りようかなーなんて思っていたのでとりあえず思いつきで4駅目、ゆめみ野で下車しました。
 9:19着。


■ゆめみ野駅

 ゆめみ野は取手市内にある無人駅。2011年開業とまだまだ新しいです。

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▲ゆめみ野駅。駅周辺は常総ニュータウンの開発地区ですが…まだまだ空き地も多く、これからといったかたちでしょうか。

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▲ゆめみ野駅ホームから。複線ですが非電化ということで“すっきり”した印象があります。

■ゆめみ野→守谷

 次の9:39発の下館行きに乗ります。

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▲1両編成のキハ5010形(5011)。1両編成もロングシートではありますが、無人駅乗降の際の運賃箱が運転台後ろに付いているなど、閑散区間の輸送も想定したかたちとなっています。


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▲複線区間が続きます。


 次はどこで下車しようかな…なんて考えていると守谷に到着したので下車しました。
 9:49着。


■TXとの接続駅、守谷駅

 守谷市内にある2面4線の駅。2005年に開業した、つくばエクスプレス(TX)。常総線沿線からは取手でJR常磐線に乗り換えて都心方面へ出ていたのですが、TX開業後は専ら守谷乗り換えでTXを利用して都心方面へ向かうことが主流に。乗降客数も1万5千人を超え、自分が乗車していた下館行きの列車からもほとんどが下車していきました。

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▲常総線改札口。この向かい側にTX改札口があり乗り換えは非常に便利です。

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▲駅周辺は綺麗に整備されています。駅に掲げられていたもので守谷市の満足度が高いというデータをPRしたものがあり、やはり郊外にありながらTXの存在で都心が近いというのが大きいのでしょう。


 駅周辺を歩き、再び駅へ。

■守谷→水海道

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▲10:19発の下館行きに乗車。1両編成のキハ2400形(2403)でした。

 守谷を出ると徐々に車窓も住宅地の間から農地が目立つようになります。小絹を過ぎてしばらくすると水海道車両基地が車窓左側に見え、水海道に到着します。常総線の運転上でも非常に重要な駅なので、ここで下車。
 10:29着。


■水海道駅

 常総市内にある有人駅。2面3線の構成で取手~水海道の区間列車が全体の半分程度設定されており、水海道~下館は1時間に2本程度にまで本数が減ります。複線区間の北限もここまでということで、運転上でも非常に重要な駅だといえます。

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▲水海道駅。駅舎は地方らしい造り…いや、守谷駅が立派すぎただけですね。

 せっかくなので小絹~水海道にある水海道車両基地を見に行こうとも思ったのですが…非常に距離が離れているので断念。

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▲駅舎に戻り運賃表を眺めていると…TX乗り換え・JR線乗り換えで東京都区内の区間まで表示されていました。


■水海道→下妻

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▲11:18発の下館行きに乗車。キハ5000形1両編成(5003)。水海道~下館の区間は原則的に1両編成のみの入線です。

 水海道を過ぎると単線へ。さすがに取手や守谷周辺とは違って利用客も少なく、ローカル線といった雰囲気です。

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▲広々とした田んぼ。これぞ関東平野といった感じですね。

 水海道~下館の途中駅では一番大きい下妻で下車することにしました。
 11:52着。


■下妻駅

 下妻市内にある有人駅。このタイミングで「下妻市」と「下館市」が似てるなーと感じました。

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▲下妻駅。市街地中心部ということで駅周辺は街が広がっており、道も歩きやすかったです。

 なんとなく駅から10分くらいの場所に沼らしきものが広がっていたので、向かいました。

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▲その沼は…「砂沼」。周囲6キロも広がる農業用のため池とのことです。遊歩道も整備されているので歩きやすそう。

 再び駅へ戻りました。


■いよいよラスト、下妻→下館


 12:19発の下館行きに乗車。キハ2400形1両編成(2401)でした。この区間は水海道→下妻ほどの田園風景ではないですが、変わらずのどかな雰囲気が続きます。そしていよいよ…下館に到着。
 12:43着。


■下館駅、常総線完乗!

 JR水戸線・真岡鐵道真岡線と接続する下館駅。ホームは3路線で一番南側に設けられています。

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▲下館駅到着、これにて常総線完乗。関東鉄道も全線完乗です。

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▲駅舎は3社共用です。写真の北口はJRが管理しています。

 下館駅前のビルは商業施設かと思っていましたが、市役所機能もあるビルだとは…なかなか意外でした。


 下館からはJR水戸線と常磐線を乗り継いで東京へ帰りました。




 非電化路線でありながらもニュータウンの輸送なども行うなど、都市鉄道を連想するような光景も広がる関東鉄道常総線。車両も多種多様で面白かったです。

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