【営業運転終了へ】富士急行1000系1202号編成リバイバルカラー、いよいよ終焉

ここ数年、車両の世代交代が徐々に進んでいる富士急行線。
なんといっても、かつての普通列車の主力車両は元・京王5000系(初代)である1000系でした。内装がロングシートのままの編成と転換式クロスシートに改造された編成(=1200系と呼ばれることも)の2パターンがあり、合わせて当初は2両編成×9本が在籍していました。その後、一部編成は特別塗装(今回紹介するリバイバルカラー、京王カラー、富士登山電車…など)に塗り替わるなど富士急行を象徴する車両になりました。

しかしながら、経年劣化や元・JR東日本205系である6000系への置き換えが進み、2011年より廃車が開始。2020年時点では1000系は2両編成×3本のみの在籍にまで減少してしまいました。
そして、ついに2020年10月28日をもってリバイバルカラー編成(1202号編成)の引退が発表されました。また、この編成は転換式クロスシートを装備である1200系では最後の1本でもあります。
引退前には撮影会など様々なイベントが開催され、一般運用時の運用も公式HPで公開されている状態です。個人的に関心の大きい元・京王車ということもあり、引退1週間前の平日に一般運用を狙ってみました。


■撮影地・三つ峠へ

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▲中央本線で大月まで行き、富士急行線に乗り換え。
本来ならば「富士山ビュー特急」「フジサン特急」自由席にも乗車できる「富士急特急フリーきっぷ」を購入したいところだったのですが、新型コロナウイルス流行により利用客が減少した富士急は臨時ダイヤによる運転。「富士山ビュー特急」「フジサン特急」の運休が続いており、このフリーきっぷは現在発売休止中とのこと。大月~河口湖の往復と途中下車2回くらいでモトが取れるお得な切符で過去にも使用したことがあったのですが…
今回は普通にSuicaで入場することに。

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▲留置線に停車している6000系。川越車両センターからの転属組も加わり、バリュエーションも豊富ですね。


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▲乗車したのは6701編成「開業90周年記念車両」。6000系はどの車両も外装だけでなく内装も手が込んでいますね。この「開業90周年記念車両」はとても落ち着いた印象でカッコいい。

大月から約30分乗車…

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▲下車したのは三つ峠駅。三つ峠~寿の駅間には様々な沿線撮影地があり、撮り鉄が多く訪れる区間ですね。
各駅の駅名標には「トーマス」のキャラクターが。実は自分は鉄道ファンでありながらトーマスを見たことがないという…でも、LNERのA4形を模したキャラクターということだけは想像できます。

■撮影タイム


まずは三つ峠駅から15分ほど歩いたところにある千野宮踏切へ。

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▲引退する1202号編成大月行き。
このリバイバルカラーは富士急行開業80周年記念事業として2009年からまとっています。また、引退が近いこともあってHMの取り付けも。
元・京王5000系は様々な地方鉄道に譲渡されましたが、本当にどの塗装も似合いますね。

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▲待っている間に来た1001号編成河口湖行き(後追い)。
個人的に一番好きな京王カラー。富士急の運用を理解できていなかったので、どうやらこのまま河口湖に入庫してしまった模様…また機会を作って撮影してみたいですね。


次に大月からの折返しを撮影するため、千野宮踏切から数分歩いたポイントへ。


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▲10月も下旬に差し掛かり、朝晩は気温一桁まで冷え込んでいるような富士急沿線ですが、まだまだ太陽の当たる昼間は暖かい…


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▲付近にある松久保踏切。遮断器は通行人自ら上げていくスタイルです。
本来はここも有名撮影地であったのですが、架線柱が立っただけでなく草が生えてきたり…と撮影が難しくなっていました。


松久保踏切が少し歩いて、線路から離れたところから河口湖方面の列車を狙っていきます。


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▲大月から折り返してきた1202号編成。
午後ということで完全順行。田園風景の中を走るリバイバルカラー…この光景もいよいよ見納め。


これで今日の1202号編成の撮影は終了ですが、その他の車両の撮影を続けます。


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▲6701編成 「開業90周年記念車両」
金色に包まれた外観がなんともインパクトがありますね。側面には富士山が連なっています。


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▲6502編成 「トーマスランド20周年記念号」
こちらもトーマスのキャラクターが描かれた個性的な外観。
今やすっかり6000系は富士急行線の普通列車の主力として定着しましたね。


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▲E353系 特急「富士回遊」36号 新宿行き(後追い)
JR~富士急行線の定期特急「富士回遊」が設定されてから約1年半が経過。新型コロナウイルス流行前はE353系付属編成2往復では輸送不足といったような日もあり、2020年3月から3往復に増強されました。

これで本日の撮影は終了。無事に上下列車ともに撮影ができて、概ね満足する結果でした。


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▲三つ峠駅へ戻る途中、ちょうど夕暮れの富士山が綺麗でした。


最後は三つ峠→大月まで1202号編成にお名残乗車。


■1202号編成で大月へ

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▲1202号編成の車内。(※終点・大月での撮影)
河口湖からやってきた1202号編成の車内は夕方時間帯であったこともあり、帰宅中の学生さん達で立ち客が出るほどの乗車率。2両編成の転換クロスシートなので余計に混んでいる印象でした。

また、現在は新型コロナウイルス感染拡大によって外国人観光客が皆無の状況ではありますが、もともとは非常に観光客にも人気の路線。そういったことを考えると、自動放送などで多言語案内が可能な6000系の方が適切なのかもしれません。恐らく、残りの1000系2本の行方も先は長くないだろうな…と乗車しながら思ってしまいました。
三つ峠から約30分、終点・大月に到着。

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▲折返し河口湖行きとして発車を待つ1202号編成。


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▲譲渡車ではおなじみ「京王重機」での改造。


徐々に京王5000系(初代)譲渡車も数を減らしてきているという印象です。「名車」などと言われている京王5000系(初代)ですが、経年劣化の波が着実にきていることを実感しました。
自分は全く京王5000系の京王時代とは世代が被っていないのですが、かつて京王を走った車両として今後も存在に注目していきたいです。


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惜別 1000系1202号

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