長崎方面乗り鉄旅 ~2019春の九州旅行(2)~

 少し間隔が空いてしまいましたが、九州旅行について書いていきたいと思います。
 2日目は長崎方面へ。

2日目

■博多→長崎・・・787系グリーン個室を体験

 まずは長崎へ向かいます。博多駅近くのビジネスホテルで朝食を済ませ、博多駅へ。
 特急「かもめ」に乗車します。

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▲3番線に行くと既に乗車する「かもめ」5号長崎行きが入線済。787系BM-4編成です。最近は前照灯がLEDに交換されたりしています。

 自分がかつて1回、787系に乗車する機会があったのですがその列車は「リレーつばめ」…だいぶ昔ですね。今回は(確か)14年ぶりの乗車です。

 787系の特徴はなんと言っても“グリーン個室”。1編成に1室(一部列車では個室が無い場合もあるそうです。JR九州HPなどでご確認ください)のみの存在です。今回は奮発してグリーン個室に乗車してみようと思います。
 グリーン個室の料金は「特急料金×乗車人数 + グリーン料金×2人分」となっています。つまり、最大定員数である4人で乗車すればグリーン料金の半額で乗車することができるのです。
 例えば、博多→長崎であればグリーン料金は1570円×2人分の3140円…これを4人で割ると785円。なかなかお得ではないでしょうか?ただ、逆に考えると1人で利用してもグリーン料金2人分がかかります。

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▲グリーン個室のある1号車に乗り込みます。個室はドアからも近くて便利です。

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▲個室には4人がけソファーと1人がけリグライニングシート。余裕のある作りです。ソファーには毛布もあるなど細かい気遣いも。この落ち着いた雰囲気が最高ですね。

 窓側にはテーブルも設置され、想像以上に充実の設備!1つだけ残念な点があるとすれば、ハンガーの数が2つしか無かったという点ですが…他は全く文句のつけるところがない最高の車内環境と言ってもよさそうです。


 車内設備に感動していると、7:17に博多を発車。しばらくは鹿児島本線を走っていきます。

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▲鳥栖からは長崎本線に入っていきます。駅前では話題の「駅前不動産スタジアム」を見ることができました。

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▲7:59、佐賀に到着。博多~佐賀といった区間の特急利用客も多く、この日も下車が目立ちました。

 肥前山口では佐世保線と分岐。ちなみに、この「かもめ」は肥前山口を通過でした。長崎本線も単線となり、途中での列車交換なども行われます。
 ちなみに、肥前山口~諫早の区間は長崎新幹線開業後に並行在来線扱いとなるため今後の動向に注目が集まっていましたが、新幹線開業後もしばらくはJR九州が継続して運営していくこととなるようです。


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▲8:25、肥前鹿島に到着。ここで885系「かもめ」と行き違い。やはり「かもめ」と言えば885系のイメージが自分は強いです。

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▲肥前鹿島を過ぎると有明海が車窓によく見えます。この日は雨だったので写真のような感じで残念でしたが…。晴れていたらここらへんの撮影地にでも行こうかと考えていたのですが断念。

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▲8:16、大村線・島原鉄道線と接続する諫早に到着。それにしても肥前鹿島→諫早まで43分間無停車というのもなかなか長いですよね。

 「かもめ」は通過する喜々津で長崎本線は旧線と分岐。旧線は明治31年に開業、海側の長与などを経由するルート。その後、昭和47年に山側の市布などを経由する新線が開業、優等列車などの時間短縮につながるようになりました。当然、「かもめ」は最短ルートである新線経由で向かいます。
現川~浦上にある全長6173メートル(九州内の在来線では最長とのこと)長崎トンネルを出ると、いつの間にか長崎市街地に入っていたので驚きました。浦上に停車後、終点の長崎には9:27に到着。

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▲2時間10分の乗車時間でしたが、快適なグリーン個室であったので全く疲れることのない乗車でした。プライバシー空間が確保されているというのも良い点かもしれません。



■長崎電気軌道を乗りつぶし


 長崎にはかつて修学旅行で1度来たことがあるのですが、長崎電気軌道には自由行動でもほとんど乗る機会がなく…ということで今回は観光を控えめにして長崎電気軌道に乗車していくこととします。
 まずは、長崎駅改札近くの観光案内所で「電車一日乗車券」を購入。大人500円(小児250円)です。ちなみに、1回あたりの普通運賃が120円(2019年4月1日からは130円)と非常に安いので5回以上乗車することで元が取れる計算になります。注意点として電車車内では販売していないので、事前の購入が必要です。詳しい発売場所は長崎電気軌道公式HPを見ていただければ…と思います。


 まずは、長崎駅前電停へ。この日は普通の平日でしたが、観光客の姿が多く混雑していました。1系統石橋行きに乗車し、新地中華街電停へ。

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▲新地中華街電停で5系統に乗り換え。待ち時間で対向列車に京浜急行ラッピングが。羽田→都心アクセスの良さを首都圏以外の地方にもアピールしているんですね。


 5系統石橋行きで終点・石橋電停へ。

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▲石橋電停。道路の隅にひっそりと佇むホーム1面のみの電停です。


 5系統蛍茶屋行きで折り返し、西浜町電停へ。

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▲西浜町電停からは1系統崇福寺行きに乗り換え。1300形でした。


 すぐに終点・崇福寺電停に到着。

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▲崇福寺電停。川の上に設けられた上、カーブの途中にあるというなかなか凄いところにありました。

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▲崇福寺電停からは4系統蛍茶屋行きに乗車。車両は昭和25年製造のレトロな201形でした。4系統は長崎市中心部を通る区間が少ないためか、他系統に比べて利用客が少ない印象を受けます。

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▲終点・蛍茶屋電停に到着。電停の先に延びている線路は車庫に繋がっており、覆っている建物にはGEOやRoyal Hostが入居していました。


 蛍茶屋電停からは3系統赤迫行きに乗車。長崎電気軌道では最長の7.4キロを走破します。

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▲公会堂前電停~桜町電停は市営駐車場の下を潜る区間あります。距離もそれなりにありますがトンネルの扱いではなく、あくまで立体交差という扱いとのこと。

 再び長崎駅前電停を過ぎ、最後の未乗区間へ。

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▲原爆資料館電停~平和公園電停の区間では商業施設である長崎西洋館の中を通ります。建物の中を通るとはいえ、扱いは長崎西洋館トンネルという立派なトンネル扱いのようです。

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▲浦上車庫。引退した元・仙台市営と元・都電の車両がいました。

 終点・赤迫電停に到着。これで長崎電気軌道全線完乗です!(厳密には西浜町電停~浜町アーケード電停の数十メートルが残ってしまっていますが…)


 赤迫電停から再び長崎駅前電停の戻って乗りつぶし終了。車両も多種多様で乗っていて全く飽きない楽しいろ線でした。市民や観光客からも愛されている路線なのだと実感しました。


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▲長崎駅に戻ってきました。



■長崎→諫早・・・長崎本線旧線経由で


 長崎駅ビルのアミュプラザで昼食を済ませ、再びJR線へ。まずは諫早へ向かいます。
 行きは「かもめ」で新線経由で来たので、長与などを通る旧線経由で向かおうと思います。

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▲画像1番左、キハ46系2両編成ワンマン竹松行きに乗車します。留置線にいる国鉄色と並べて撮影。旧線は非電化であるためすべてディーゼルカーによって運行されています。

 13:12、長崎を発車。座席の多くが埋まるくらいの乗車率。
 浦上で新線と分かれ、北側へ進路を変えます。特急などの通らない旧線ですが長与あたりまでは断続的に市街地が続いていたので、日中とはいえども利用客は結構いるようです。

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▲大草あたりからは車窓に大村湾が。結局、午後になっても天気は回復せず残念な感じに…

 新線の高架橋・トンネルとは違った、非常にローカル線らしい雰囲気を楽しむことができました。
 喜々津からは再び新線と合流し、14:00に諫早到着。


 一旦、改札を出ます。

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▲諫早の駅舎は2018年8月に供用開始した新駅舎。諫早駅周辺は2022年度開業予定の長崎新幹線に合わせて駅周辺整備事業を行っているようで、現在は再開発ビルなどの建設が行われようとしているところでした。新幹線開業後はどのような街並みになっているか楽しみなところです。


■諫早→佐世保・・・雨のシーサイドライナー

 今日も博多に帰るのですが、せっかくなので北上して佐世保経由で帰ることとします。
 というわけで大村線に乗車。

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▲14:41発、区間快速シーサイドライナー佐世保行きに乗車。学生さんの帰宅時間帯と重なったということや長崎始発だったということもあり、キハ66系2両編成の車内は立ち客も。また、長崎市内→ハウステンボス・佐世保を結ぶとあって観光客らしき姿も多数でした。

 諫早を発車した区間快速は竹松まで快速運転。竹松からは各駅に停車していきます。ほぼ全区間にわたり利用率が高く、途中駅では大村駅での乗降が目立ちました。

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▲建設中の長崎新幹線高架橋。諫早~嬉野温泉(仮)の一部区間は大村線に近いルートを通ることになっています。また、諏訪~竹松の中間地点に新幹線と大村線の接続駅である新大村駅(仮)が新設される予定とのこと。

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▲松原あたりからは車窓に大村湾が。…が、もちろん天気は雨。今日は海沿いの路線3つに乗りましたが、本当に運が悪すぎました。

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▲少し内陸へ入り、リゾートっぽい雰囲気が漂いはじめるとハウステンボス。ここ最近で一気に巻き返し、観光客の姿も多い印象です。今回の旅ではスルーします…

 15:40、早岐に到着。佐世保線肥前山口方面と接続、ここでも乗降が目立ちます。ここからはシーサイドライナーは非電化区間の大村線から、電化の佐世保線に乗り入れて終点・佐世保へ向かいます。

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▲16:00、終点・佐世保に到着。南国らしい雰囲気を出している高架駅。JR線では日本最西端に位置する駅でもあるんですね。駅周辺で佐世保バーガーでも食べようかな…と思い、高架下にある店に行ったのですが順番待ちが長そうであったので結局やめてしまいました。


■佐世保→博多・・・783系前面展望

 いよいよ本日最後の列車…特急「みどり」で博多へ戻ります。自由席特急券を購入し、ホームへ。

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▲特急「みどり」24号博多行きに乗車。783系CM12編成でした。車両中間部分に設置されたドアがなんと言っても783系の魅力の1つでしょう。

 博多行きの「みどり」8号車は運転台後方の座席が自由席のため前面展望を楽しむことができます。並ばない手はない!…ということで早めに待機列へ。


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▲無事座ることができた8号車最前列。窓も大きくて見やすい!

 自由席は佐世保発車前には座席位置関係なく多くが埋まっていたので、早めに並んでおいてよかった…と思いました。
 16:42、佐世保を発車。ちなみに8号車最前列とはいえ、佐世保~早岐は逆方向に動くので後方展望状態になります。
 16:55、早岐に到着。ここではハウステンボス始発の特急「ハウステンボス」24号と連結作業を行うため5分間停車。

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▲17:00、早岐を発車。方向転換を行い、8号車が先頭になるため前面展望できる区間がついに始まります。画像左奥に延びるのが佐世保線佐世保方面、真っ直ぐ続く線路が肥前山口方面です。

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▲早岐からは一気に景色ものどかに。単線のため、当然ながら列車交換もあります。それにしてもこのタイミングで晴れてきますか…前面展望できるので良しとしましょう。

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▲17:27、武雄温泉に到着。2022年度開業予定の長崎新幹線はまずは武雄温泉~長崎を結ぶこととなっており、起点の武雄温泉では在来線との対面乗り換えが行われる予定となっています。「リレーかもめ」みたいな列車が博多~武雄温泉で新幹線とのリレー形式で結ぶ運行体系みたいになったりするのでしょう。今後の長崎新幹線関連の動きにも注目していきたいと思いました。


 17:42、肥前山口に到着。ここで長崎本線と合流、行きの「かもめ」と同じルートで博多へ向かいます。複線区間となり、速度もかなり出すので迫力あります。単線区間の対向列車遅れの影響により、この「みどり」も若干遅れ気味だったので回復運転もしていたように思います。
 鳥栖からは鹿児島本線に入り、日が完全に暮れる直前くらいに終点・博多に到着。
 遅れを取り戻し、定刻18:35到着でした。



■今回、初乗車だった区間

・JR長崎本線 肥前山口~長崎・喜々津~浦上
・長崎電気軌道
・JR大村線 諫早~ハウステンボス
・JR佐世保線 早岐~佐世保

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