筑肥線・唐津線 乗車記 ~2019春の九州旅行(1)~

 春休み…ということで5泊6日の九州旅行に行ってきました!
 今まで九州に行く機会が無かったわけではないのですが、あまり九州内の鉄道に乗ったことは少なかったので新鮮な体験となりました。このブログで少しずつですが書いていきたいと思います。


1日目

■羽田空港→福岡空港…ANAで九州上陸

 早起きして5時台に家を出発。京急で羽田へ向かいました。ちなみに…自分、初めてエアポート快特に乗車しました。短縮時間はわずかとはいえ、京急蒲田を通過するのは体感的にも大きいですね。

 今回はANAなので第2ターミナル。手荷物預かりって機械化されていたのですね…知らなかった。

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▲7:25発のANA241便で福岡空港へ。ボーイング777-300機内はビジネス客・観光客で満席でした。28日前までには予約したのでだいたい1万5千円くらいでした。

 なんだかんだで大好きなANAの機内オーディオサービスを聴いていると離陸。関東地方は快晴で地上が綺麗でした。

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▲羽田空港離陸。

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▲これは…中央本線新桂川橋梁?

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▲甲府盆地のあたり。右下に見えるのは山梨リニア実験線?

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▲南アルプス(多分)。まだまだ3月上旬は雪を被っています。

 朝早かったので少し寝ていると、気がついたら福岡空港へ着陸態勢に。あっという間でした。

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▲福岡空港着陸直前。改めて市街地が近くにあるということを実感しますね。左側が山陽新幹線、右下にカーブするのは篠栗線、右横に向かっているのが鹿児島本線ですね。


 到着後は福岡空港から市営地下鉄空港線で博多へ。街の中心駅までわずか2駅ということを考えると全国的に見てもここまでアクセスのいい空港は珍しいように感じます。ただ、騒音問題とかは実際あるのかもしれませんが。


■博多駅で駅撮り

 この日は3泊4日ルートの「ななつ星in九州」が博多を発車するということで、しばらくホーム上で駅撮りして時間をつぶしました。

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▲885系(SM9編成)・787系(BM-8編成)。787系は14年前に一度乗車したことがありますが、正直あんまり覚えていないですね…

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▲783系(CM14編成)。後ろにはハウステンボス塗装の編成も連結しています。車両中央部に設けられた扉を見るとやはり関東民としては新鮮ですね。

 そして…11:00頃、ついに5番線に「ななつ星」が入線してきました。

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▲初めて見ることができました、ななつ星!カッコいいですね…ただ逆光で少し撮りづらかったです。

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▲ちなみに駅の発車案内は「ななつ星in九州 門司港」という案内でした。まずは門司港の方へ向かうんですねー

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▲客車を牽引するのは「DF200-7000」。前面のライトまわりもよく凝って作られていることが分かります。

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▲ホーム上から豪華な客室を鉄道ファンだけでなく一般客も羨ましそうに覗き込む姿が見られました。ちなみに3泊4日コースの1人あたりの価格は38万円から95万円。


 11:21、博多駅をゆっくりと発車。ここから豪華な旅が始まるんですねー。貴重な瞬間に立ち会うことができてよかったです。


■博多→西唐津…筑肥線 乗車&撮影

 ななつ星の発車を見送った後、どこに行こうか…と悩んだ末(今夜の宿は博多に確保済)に筑肥線方面へ行くこととしました。JR九州内では唯一直流専用電車が運行され、市営地下鉄と乗り入れを行うという他線とは違った独特な雰囲気がありそうだな~ということで、行ってみたい路線でもありました。

 かつて、筑肥線は博多から発着していましたが、1983年に姪浜から福岡市営地下鉄と相互乗り入れを開始。姪浜~博多の区間は筑肥線としては廃止され、地下鉄経由で博多に発着するようになったという経緯があるんですね。というわけで、まずは地下鉄空港線ホームへ。

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▲博多12:06発の筑前前原行きに乗車。福岡市営地下鉄車のドア上では路線図(空港線・箱崎線・七隈線・JR筑肥線・西鉄貝塚線)が描かれ、LED次駅案内と組み合わせた案内を行っていました。見やすくて個人的には好きですね…新駅開業などの対応が大変そうですが。実際に筑肥線区間では波多江~筑前前原の区間に今年3月16日開業の糸島高校前駅はテープで対応していました。

 福岡市営地下鉄最大の利用者数を誇る天神ではやはり他駅と比べると目立った乗降がありました。ただ、その後は姪浜方面へ行ってもそれほど減らず。(開業からかなり経っているので当たり前ですが)地下鉄から筑肥線方面への利用者数は完全に定着していることが分かります。

 12:25、姪浜に到着。福岡市営地下鉄とJRの境界駅です。筑肥線区間は青春18きっぷを使うことにしているので、精算が面倒なため一旦ここで下車。

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▲姪浜駅は2面4線の高架駅。駅周辺にはマンションが立ち並び、ベッドタウンの中心駅のような役割をもっているのでしょう。

 いよいよ筑肥線へ向かいます。有人改札から青春18きっぷで入場。ちなみにこの日は京急に乗り換える品川までのJR線区間で使用済なので、都内某駅のスタンプが押されています。品川で出場した後、次に入場する駅が姪浜と考えると不思議な感じです。

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▲姪浜12:42発の筑前前原行きに乗車。筑肥線区間は1時間あたり4本の設定で、福岡市営地下鉄線内完結運用である姪浜止まりの列車が1時間あたり4本設定されています。だいたい地下鉄から筑肥線への直通列車は半分程度の運行本数ですね。

 姪浜を発車後、地下鉄の車庫を車窓左側に見ながら地平へ。1駅目の下山門に到着。せっかく乗降自由なので、ここで一旦下車して沿線で撮影しようと思います。


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▲2面2線の地上駅、下山門。関東民の自分にとってJR南武線のような雰囲気をもった駅だと感じます。ちなみに、ホームドア設置工事が行われていました。

 ここから今宿寄りに少し歩いたところにある踏切から撮影。

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▲305系 W4編成 筑前前原行き
 305系 W1編成 西唐津行き

 まずはJR九州305系。2015年デビュー、個人的に外観デザインはJR九州車で1番好きかもしれません。水戸岡デザイン車でありながら、地下鉄対応したバリバリの通勤電車の側面を持っているというギャップもたまらないですよね。


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▲1000系 18編成 筑前前原行き
 1000系 08編成 筑前前原行き

 続いて福岡市営地下鉄1000系。地下鉄開業時に最初に製造された形式で、特に08編成は今年で製造38年目。VVVF化改造などが行われ、それほど古さを感じないというのが正直な感想です。

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▲2000系 22編成 筑前前原行き

 福岡市営地下鉄2000系は博多~福岡空港延伸開業時に製造された形式。全6編成ということで1000系と比べると見かける機会がだいぶ少ない感じがします。京王8000系や西武6000系の未更新編成のモーター音に似ていて良い音がします。


 …と、ここでまさかの珍客が。

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▲DE10-1755+マヤ34-2009+DE10-1209。偶然、検測車と遭遇できました。調べてみると「マヤ」という車両は現在では本当にこの1両のみしか在籍していないのですね…

 全くスジも知らなかったのでラッキーでした。


 ちなみにもう1つ…レアなJR九州303系が撮影できていないのですが、運用を調べてみるとここで撮っていると予定通りの行程にはできないことが判明。この地点での撮影は諦め、下山門駅に戻りました。

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▲下山門14:45発の筑前前原行きに乗車。305系W6編成でした。席が結構埋まっていたので車端部のフリースペースに立っていたのですが、簡単にモノを置くことができるミニテーブルのようなものが設置されており、ありがたかったです。

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▲下山門~今宿、車窓右側には今津湾が望めます。地下鉄直通列車が海岸沿いを走るギャップもたまらないですね。地図を見てみると公園とビーチが一体となったような場所だそうで。

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▲九大学研都市には軽量型ホームドアが設置。1~2年程度、実証実験を続けていたらしく今年2月1日より本格稼働が始まったとのことです。ちなみに、九大学研都市駅は2005年に開業した1面2線の高架駅。九州大学伊都キャンパスへのアクセス駅として開業、近年では商業施設も進出も進んでいるとのことで、まだまだ筑肥線沿線は発展していきそうですね。

 14:54、周船寺に到着。駅前には田畑が広がり、一気に郊外の雰囲気が増したここから駅撮りで303系を狙い、その303系で西唐津を目指すことにします。


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▲303系 K02編成 西唐津行き

 JR九州303系は1999年デビュー、赤と黒に塗られた前面がカッコいい。全3編成の製造であるため、305系と比べると見る機会は少ないですね。

 この303系に乗車。15:24、周船寺を発車して西唐津を目指します。
 筑前前原を境に列車本数も1時間あたり2本と減ってしまいます。ちなみに2本のうち1本は福岡空港からの地下鉄直通列車がそのまま西唐津方面へ、もう1本は筑前前原~西唐津方面の区間列車で103系が使用されています。時間があれば、103系にも乗りたかったな…と思います。

 筑前前原からは単線となり、レールも短尺となり揺れが少し増えたような感覚があります。沿線からも田畑が目立つような区間が多くなり、福岡都市圏からはだいぶ離れつつあると実感。


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▲筑前深江からは海が見える区間が続きます。車内の人も少なくなり、ローカル線らしい雰囲気です。

 鹿家~浜崎で福岡県と佐賀県の県境を超え、いよいよ唐津市内へ。浜崎や虹ノ松原付近では車窓右側には松が広がるような景色が広がります。東唐津からは高架区間となり、一気に市街地へ。東唐津や唐津線と接続する唐津で車内のほとんどの乗客が下車、どうやら西唐津へ向かう乗客は僅かのようです。
実は筑肥線の区間は唐津まで。唐津~西唐津は唐津線の扱いですが、筑肥線からも多くの列車が直通する区間です。再び地平区間に降り、終点・西唐津には16:13に到着。


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▲西唐津駅は1面1線の地上駅。唐津鉄道事業部唐津運輸センターが併設されており、筑肥線の車両などが留置されています。

 行程上、すぐに折り返すことに…。

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▲西唐津16:18発、快速福岡空港行きに乗車。先ほどまで乗っていた303系の全く同じ編成です。筑肥線は本数こそ多くないですが、朝と夜に快速列車が運行されています。


 次は唐津線に乗車するので、次の唐津で下車します。
 16:20、唐津に到着。



■唐津→佐賀…唐津線 乗車


 唐津線は西唐津駅から長崎本線と接続する久保田駅を結ぶ地方交通線。先ほども書きましたが、唐津~西唐津の1区間ついては電化され筑肥線電車も乗り入れています。一方で唐津~久保田の大部分は非電化区間でディーゼルカーによって運行されています。
 また、久保田止まりの列車は存在せず長崎本線へ乗り入れ佐賀発着となっています。

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▲キハ47系2両編成に乗り換え。先ほどの福岡空港行き列車からは対面乗り換えです。


 唐津16:24発の佐賀行きに乗車。ちなみにこの列車は唐津始発ではなく、西唐津始発。唐津で18分間も停車していたようです。車内はボックス席に1人埋まるくらいの乗車率でした。

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▲唐津を発車してしばらくは高架区間が続きます。和多田の手前で筑肥線と分岐。和多田は筑肥線の駅で、唐津線には駅は設置されていません。


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▲1駅目、鬼塚駅のすぐそこには松浦川が線路のすぐそばを流れていました。

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▲その次の山本駅では筑肥線の伊万里方面と分岐しています。
…非常にややこしいですが、筑肥線は実は姪浜~唐津・山本~伊万里の区間に分断されてしまっています。かつて筑肥線は虹ノ松原からは山本に向かっていたのですが、電化と共にこの区間は廃止。現在のルートを走ることとなってしまったため、このようなこととなってしまったのです。


 かつて唐津線は石炭を唐津港に輸送するための路線であったため、沿線にもそれほど大きな都市も広がっておらず長閑なローカル線らしい景色が続きます。

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▲厳木駅にはかつての給水塔が残されていました。調べてみると明治32年に造られたものがそのまま残っているとのこと。煉瓦造りで美しいですね。


 その後は学生などが乗ってくるも混雑するほどには至らず、唐津線の終点・久保田に到着。
 長崎本線にそのまま乗り入れて佐賀へ向かいます。複線電化かつ特急が多く走る区間であるので、乗り心地もよくなります。


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▲高架区間に入ると佐賀市内の中心部が近づいていてきます。

 終点・佐賀には17:29到着。2面4線の高架駅で1番線に到着。


■佐賀→鳥栖→博多

 今日のメインイベントである筑肥線と唐津線を堪能できたので今夜の宿がある博多へ帰ります。佐賀→博多は「かもめ」「みどり・ハウステンボス」といった特急が多く発着している区間で、この区間のみの利用者数も多いですが…今回は青春18きっぷということで長崎本線普通列車で博多へ戻ります。

 佐賀17:45発の鳥栖行きに乗車。肥前山口始発の817系2両編成はラッシュ時には少し輸送力不足といった感じで、補助席含めて満席。立ち客も多数でした。
 佐賀を出るとすぐに田園風景。線形も良く普通列車でもかなり飛ばします。途中、中原で特急通過待ちを行うなどがあり、終点・鳥栖には18:15到着。


 鳥栖では鹿児島本線に乗り換え。鳥栖18:17発、快速小倉行きに乗車しました。813系車内でも座れず…二日市で緩急接続で停車していた811系普通電車に乗り換えて座って博多へ行きました。


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▲博多には18:58到着。これで1日目の行程は終了。


 夕食は博多名物のとんこつラーメンを食べ、博多駅近くのビジネスホテルに宿泊しました。


 2日目以降も書いていきますので、そちらも是非御覧ください。


■今回、初乗車だった区間

・福岡市営地下鉄空港線
・JR筑肥線 姪浜~唐津
・JR唐津線
・JR鹿児島本線 鳥栖~博多

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