日本唯一の浮上式リニアモーターカー!リニモ乗車記 ~名古屋未乗路線乗り鉄旅(6)~

 ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」の次は、リニモに乗車してみます。
 まずは大曽根からリニモの起点である藤が丘へ地下鉄を乗り継いで向かいます。

 大曽根9:20発の名城線右回りに乗車し、東山線との接続駅である本山へ。9:29着。


名古屋市営地下鉄東山線 データ

区間:高畑~藤が丘
駅数:22
総距離:20.6キロ
路線記号:H


 初乗車の東山線。名古屋で最初に開業した地下鉄路線であり、電化方式も第3軌条。小型車での運行でありながら市の中心部を通るため混雑が激しい路線でもあります。東京でいえば銀座線と似ているような気もします。ホームドアは2016年までに設置済み。


画像

▲9:33発の藤が丘行に乗車。乗車したのはN1000形。第5編成以降はLCDも設置された快適な新型車両です。

 上社からは高架区間となり、終点の藤が丘には9:45に到着。


画像

▲名東区にある藤が丘駅。地下鉄である東山線は高架なのに対し、リニモは地下駅。


リニモ データ

正式名称:愛知高速交通東部丘陵線
区間:藤が丘~八草
駅数:9
総距離:8.9キロ
路線記号:L


 愛知高速鉄道が運営する路線である通称「リニモ」。なんといっても特徴は常電導吸引型(HSST)による、日本初の浮上式リニアモーターカー式の実用路線であること。リニアモーター式の地下鉄は全国各地に見られますが、これらの路線は鉄輪式リニアモーターカー式であり、方式が違っています。実際に「浮いた」リニアモーターカーを体感できるのはまさに・・・日本でここだけ!
 もともと東部丘陵地域が研究施設などの開発が行われることになり、交通機関の新設を決定。この際に丘陵地帯の急勾配に強いという理由からHSST方式が採用されたという経緯があります。2005年に開業し、愛・地球博の輸送でも活躍しました。当然ながら利用者数のピークは愛・地球博開催時であり、現在はどうなっているのか・・・乗車前は気になっていました。


画像

▲ICカードで入場。1面2線のホームが広がり、密閉式のホームドアが設置されています。


画像

画像

▲駅名標。各駅にはそれぞれ異なるシンボルマークが設置されています。

 ダイヤは平日第1ダイヤ(大学開講期間)、平日第2ダイヤ(大学休講期間)、土・休日ダイヤに分けられており、輸送量に合わせた細かなダイヤが組まれています。ラッシュ時は最短6分間隔、日中は10分間隔で運行されています。


画像

▲9:55発の八草行に乗車。運行されている100形は現在、8編成在籍。日本車輌製造、3両編成で製造価格は約7億7000万円とのこと。車内(※写真は八草で撮影)はセミクロスでの配置で、前面にも座席が設置されているので前面展望も楽しむことができます。


画像

▲リニモの軌道。

 9:55に藤が丘を発車。次の、はなみずき通まではトンネル内を走行、カーブも多いのでそれほどスピードを出しませんが・・・驚くほど静かな走行音!これこそがまさに浮上式の魅力です。

画像

▲はなみずき通を過ぎると地上へ。杁ヶ池公園からは直線区間が多くなり、最高速度100キロで走行します。

 長久手古戦場にはイオン、芸大通にはトヨタ博物館、公園西にはIKEA・・・と沿線(道路の上を走っているので実際は沿道)には大規模な集客施設が多いのが分かります。車窓にはまだまだ緑が目立ちますが、開発が進んでいるようです。

画像

▲公園西を過ぎると愛・地球博記念公園の観覧車が車窓に。この日は公園内でマラソン大会(?)が開催していました。

 10:08、愛・地球博記念公園に到着。本社・車両基地も設けられているリニモにとっても重要な駅。愛・地球博が開催された2005年度の乗降人員は39,548人との数をたたき出していましたが・・・翌2006年度は約10分の1である3,205人に。当時は0~5番線までもうけられていましたが現在は1~4番線に縮小。しかし、現在は愛知県立大学の学生などで利用客数は伸び、2016年度は4,704人に。その他の駅もそうですが、徐々に利用客数が伸びているようです。

画像

▲八草側にある車両基地。


画像

▲愛・地球博記念公園を過ぎると車内はガラガラに。ゆっくり車窓を楽しめました。

 終点の八草には10:12に到着。

画像

画像

▲八草は1面2線。一度、引き上げ線にいってから折り返すかたちをとっています。


画像

▲愛知環状鉄道線と接続する八草駅。豊田市に位置しますが、駅周辺は意外と何もない・・・。副駅名称として愛知工業大学前が付けられています。愛・地球博開催中は万博八草と駅名を改称し、名古屋からのアクセス駅として機能していました。

 八草からは10:29発の藤が丘行で折り返し、10:46に到着しました。

 沿線の開発も進んでおり、今後に期待ができるリニモ。何より、浮上式を体験できるのは非常に貴重なので、是非一度は乗車してみてはいかがでしょうか?

 続いては、あおなみ線・リニア鉄道博物館に向かいます。(7)も見ていただければと思います。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック