京王線新型車両5000系デビュー!

 2017年9月29日、京王線16年ぶりの新型車両である5000系が運行を開始しました。5000系はロングシート↔クロスシートに切り替えることが可能で、一般列車としてだけでなく2018年春から運行開始予定の座席指定列車としても運行される予定です。また、都営新宿線にも乗り入れ対応しています。
 今回の記事では運行開始前からの動きについても簡単に振り返りながら、デビュー日の様子についても書いていきたいと思います。いつもより長めの記事になりそう・・・


■計画発表
 2016年3月に5000系投入の計画が発表。同時に5000系を使用した有料座席指定列車の運行予定も発表されました。
 経営計画や鉄道ピクトリアルで座席指定列車の検討が言及されていましたが、まさか京王線にそのような列車が走るとも想像もできませんでしたし正直驚きました。自分が公式のプレスで5000系のイメージを見て最初に思ったことは「あっ、サスティナだ!」だったのを今でも覚えています。

■座席指定列車の愛称投票
 計画から1年以上経った2017年4月27日~5月19日にウェブ上で座席指定列車の愛称投票が行われました。5つの愛称から1つに投票する方式で行われ、候補として
 京王ライナー
 京王スマートライナー
 京王プライムライナー
 Luxpress(ラクスプレス)
 WESTAR(ウェスター)

がありました。自分はシンプルな「京王ライナー」も良いなとは思ったのですが、結局「WESTAR」に投票しました。「west+star(東京都西部を走行・人気)」の意味が込められており、あえて斬新なものに惹かれたからです。

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▲投票期間中、駅構内などにはこのようなポスターが掲示されていました。(画像は駅ポスターから画像切り抜きで作成したものです)

■製造・搬入
 2017年6月末に第一編成となる5731Fが若葉台検車区に搬入されました。総合車両製作所横浜事業所で製造され、そこから陸送で運ばれたようです。自分は陸送自体を目撃することができませんでしたが、毎日2両ずつ搬入されていく姿を相模原線の車内から見ることでワクワクしたものでした。

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▲搬入が続いている日の午後などにはウニモグに牽かれて入れ換えが行われることも。いつ来るか分からないので、ひたすら待ち続けました。

 9月29日時点では5732Fも製造・搬入が確認されています。(まだ運用入りはしていません)

■試運転
 2017年8月~9月には試運転が繰り返し行われていました。従来車より先頭車が若干長いことにより停車位置も異なるようで、慎重に行っていたのでしょう。また、一時期は直通先である都営新宿線にも貸し出されたようです。

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▲貸し出し先である都営新宿線からの返却回送は偶然撮影することができました。

■試乗会・記念乗車券発売
 2017年9月17日、愛称投票した人の中から抽選で選ばれた方たちが招待され試乗会が行われました。自分は普通に落選しましたが、初めて一般利用客を乗せた運行ということで撮りに行ってきました。
 この時も全くダイヤが分かりませんでしたが、なんとなく推測することにより撮影することに成功。経路としては若葉台→つつじヶ丘→高幡不動→多摩動物公園でした。

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▲稲城を通過する5731F。「試運転」表示でした。

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▲高幡不動~多摩動物公園を走行する5731F。動物園線を走行する京王5000系はデビュー後、あまり見ることができないような気がします。

 この試乗会にはホリプロ・南田さん、ななめ45°・岡安さん、ラジオパーソナリティ・玉川さんといった有名人も参加し、盛り上がったようです。

 同時に「5000系運行開始記念乗車券」が18日より発売(17日は若葉台、多摩動物公園で先行販売)され、多くのファンで賑わいました。この記念乗車券の台紙は厚紙で、非常に重厚感ある感じでした。

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▲5000系運行開始記念乗車券。

 この間、メディア等でも取り上げられ徐々に沿線民の注目度も上がってきました。そしてついに2017年9月29日デビューを迎えることになるのです!

■5000系デビュー当日
 9月29日。ロングシート状態の一般列車としてのデビューが告知されていましたが、一切記念セレモニー等が行われない静かなデビュー当日となりました。自分はなるべく追いかけてみることに。

若葉台5:23→新宿6:08 各停 新宿行
 5000系一番列車の出発はかなり早く、地元民以外では乗車が難しいような時間帯でした。

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▲桜上水へ入線する5731F。たぶん、ここで5000系一番列車を見た記憶は一生忘れることはできないでしょう・・・。


新宿6:11→つつじヶ丘6:33 各停 つつじヶ丘行
 新宿で折り返し、つつじヶ丘行としてなりました。

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▲芦花公園~千歳烏山を走る5731F。


つつじヶ丘6:56→新宿7:24 各停 新宿行

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▲つつじヶ丘到着後は留置線で一休み。

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▲始発列車として3番線に入線。つつじヶ丘からの着席列車として発車前に列ができるほどの人気列車です。


新宿7:27→京王八王子8:10 特急 京王八王子行
 新宿で折り返し、ついに優等列車としての運行が始まります。

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▲柴崎付近を走行する5731F。やはり「特急」表示は格好いいですね。


京王八王子8:21→新宿9:09 特急 新宿行
 初日の運用では一番混雑したであろう列車です。

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▲武蔵野台付近を高速で通過する5731F。

 ラッシュ時の列車はなるべく避けたかったので今までは撮影しているだけでしたが、次の列車からは乗車してみることにしました。


新宿9:15→橋本9:55 準特急 橋本行
 相模原線の優等列車としては初運用となったこの列車。自分からは調布→橋本の区間で乗車しました。ここからは車両について見ていきたいと思います。

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▲「準特急」のLED表示。

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▲乗車してまず思ったことは「車内スピーカーの音質が良すぎる!」ということ。車掌の肉声放送が良く聞こえます。これ、本当にビックリしました。

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▲車内。床面に木目調が採用されるなど、非常に落ち着いた車内です。

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▲座席。高尾山の木々の深いブラウンと「繊維の街・八王子」の絹糸をモチーフとした上品なデザインです。ドア間の6人掛け座席(1枚目)はクロスシート転換可能で、座席幅は460㎜。一方、車端部の3人掛け座席はロングシート固定ですが、座席幅は505㎜と非常にゆったりとしています。また、座り心地ですが従来のL/Cカーのイメージとは異なり柔らかく感じました。座席横のコンセントは座席指定列車運用の際のみ使用可能とのことです。

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▲全車に設定されたフリースペース。従来の京王車には無かった腰掛けも設置されています。また、手すりはJR東日本E235系量産編成のようなザラザラした仕様になっていました。

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▲LCD。京王車では初となる三菱製のセサミクロ方式を採用しています。また「羽田空港・成田空港 直行バスのご案内」画面が変更されていました。
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▲クロスシート状態でも見やすいように通路上にもLCDが設置。ドアの降車案内では左右両方を表示しています。ただ、個人的にはLCDに「現在時刻表示」があったらなぁ・・・と思ってしまいました。

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▲車番表。

 また、乗り心地ですが高速走行区間の多い相模原線でも揺れ・振動が少なく、走行音も従来車に比べ抑えられていました。座席指定列車として相応しい乗り心地ではないでしょうか。
 快適な乗り心地を体感し、終点の橋本に到着。


橋本10:02→若葉台10:18 各停 若葉台行
 デビュー日最後の列車は、入庫便である若葉台行でした。

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▲LEDが切れてしまいましたが「各停 若葉台」を表示している5731F。先頭車は撮影で賑わっていました。
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▲終点の若葉台到着後、入庫。今後もよろしくお願いします!

 地味なデビューかと思いきや多くのファンが詰めかけ、注目度の高さを感じました。


■今後
 2018年春の座席指定列車に向けて、5本が製造される予定。まだ停車駅や料金は未定ですが楽しみにしたいと思います。
 個人的な疑問点としては、従来車と比べ座席数が少ない5000系がラッシュ時の一般列車に充当されることとなると着席サービスの低下に繋がってしまうのではないかと心配になります。そのような列車に被らないような運用に固定されるのか注目したいと思います。

 デビュー当日を無事に走り終えた5000系に今後も期待しましょう!

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