関東鉄道竜ヶ崎線乗車記

 先日アップした鹿島臨海鉄道乗車(4月8日)の後、ついでに関東鉄道竜ヶ崎線に向かうことにしました。関東鉄道竜ヶ崎線とは・・・

区間:佐貫~龍ケ崎
駅数:3
開業:1900年
総距離:4.5キロ

という非常に短い非電化の路線。この路線は色々と面白く、列車交換する設備のない全線単線という非常にシンプルな路線です。路線距離からしてみれば不都合はないかもしれませんが、そもそもこのような短い路線にどのような需要があるのか非常に気になっていた路線でした。かつては貨物輸送も行っていたようですが・・・


 まずは水戸から普通列車で、関東鉄道竜ヶ崎線の起点である佐貫へ向かいます。発車までしばらく、常磐線の列車を撮影。

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▲引退した415系。久しぶりに見ることができました。

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▲E657系「ひたち13号」。

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▲E531系10両編成の勝田行き(375M)。

 そして、14:31発の上野行き(424M)に乗車。隣の勝田始発でしたが、空いていました。

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▲E531系の路線図。竜田~品川までの常磐線・上野東京ラインに加え、水戸線も載っています。

 15:14、土浦着。ここで5両を増結し、15両編成で上野へ向かいます。5分ほど停車したのち、発車。ここからは乗客も増えてきます。15:40に佐貫に到着しました。

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▲初めて降りた、佐貫駅。2017年4月に「龍ケ崎市」駅に改称する予定だったらしいですが、延期になっているようです。

 駅自体はそこそこ大きいのですが、関東鉄道竜ヶ崎線の乗り場が見当たりません。ですが、駅を出て右側にビルらしきものがあり、その一角が関東鉄道竜ヶ崎線の乗り場でした。

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▲マンションの入り口(?)のような関東鉄道竜ヶ崎線乗り場。

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▲建物の中にひっそりとした駅がありました。自動券売機とICカードの読み取り機が設置されており、自動改札はありませんでした。駅員がいる時間も限られており、朝と夕方しかいないようです。

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▲わずか3駅の運賃表。

 切符を購入し、ホームへ。1面1線の造りでした。完全に行き止まりなので、JR常磐線とは全く繋がっていません。
時刻表を見てみるとラッシュ時は1時間あたり2・3本、日中は1・2本という構成でした。本数は少なくはない、といった感じでしょうか。また、全列車ワンマン運転ですが、どうやら関東鉄道竜ヶ崎線が日本の旅客列車で初めてワンマン運転を開始(1971年)したという歴史があるようです。

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▲列車が入線。車両はキハ2000形1両。両開き3ドア車両で1997年製造と、そこそこ新しいようです。

 20人ほどの乗客が下車して、常磐線方面へ乗り換えていきます。乗車率も悪くはありません。列車は折り返しの竜ヶ崎行きになります。

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▲いざ、車両の乗り込むと運転台横が開放スペースとなっており、迫力ある前面展望が可能!

 オールロングシートの車内に10人ほどの乗客が乗り込み、16:00に発車。

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▲佐貫駅周辺は住宅街。

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▲しばらくすると、田園風景が広がります。

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▲佐貫から2.2キロ走ったところにある唯一の途中駅、入地。ホームに待合室があるだけの非常に簡素な無人駅です。利用客も少なそう・・・。

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▲終点・竜ヶ崎が近づいてくると、車庫が見えてきます。左側に停まっているが2両在籍しているキハ2000形のもう一両で、右側がキハ532形という車両。キハ532形は国鉄キハ20系の走行装置と新製した車体を組み合わせた車両で、第1・第3土曜日と第2・第4日曜日の9時台~14時台の限定運行のようです。

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▲佐貫から僅か7分の16:07、終点の竜ヶ崎到着。やはり、こちらも1面1線の造り。

 竜ヶ崎線内の全てのホームが竜ヶ崎方に向かって右側にあるため、車両の乗務員室扉や運転台もそれにならって竜ヶ崎方に向かって右側に設置されているようです。

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▲竜ヶ崎の駅舎。こちらは佐貫とは違い、終日・有人駅で駅舎らしい駅舎があります。

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▲東京23区内や水戸までのJR連絡乗車券も販売しているようです。

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▲駅前は住宅や商店が連なる、よくある光景でした。

 個人的には竜ヶ崎といえば竜ヶ崎ニュータウン(市の名前は龍ケ崎で、漢字が違うことに今気づいた)というイメージがあり、この路線もその輸送に徹しているのだと思っていましたが、どうやらニュータウンとは離れているらしく、住民は路線バスで直接佐貫駅へ向かうようです。確かに、地図で確認してみると沿線とは離れていることが分かります。

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▲折り返し16:15発の佐貫行きに乗り、佐貫へ。

 佐貫からは常磐線に乗り換え、関東鉄道竜ヶ崎線を後にしました。


 東京からそう遠くない佐貫を起点に1両編成が走る、僅か4.5キロの旅も面白いものです。

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